連敗をせず怪我人を少なくする プロ野球で優勝の条件

ペナントレースが始まる前に、多くのプロ野球解説者がシーズンの優勝チームを予想します。その場合、各チームのシーズン前の戦力を総合的にみて判断されます。しかしシーズン終了後、予想が見事に外れたケースがよくあります。では、プロ野球で最終的に優勝する条件とはどういったことが挙げられるのでしょうか。

まず、連敗しないチームは強いです。単純に連敗が一度もなければ、勝率5割以上であるため負け越すことはないです。野球選手がシーズンを通して、ずっと好調でいられることはほとんどないです。2013年のシーズンに勝ち続けて24勝0敗を記録した田中将大は稀なケースです。チーム全体も同様に、シーズン中の好不調の波は必ずあります。いくら連勝していても、そのあと連敗を続ければ、あっという間に貯金は無くなります。連敗をしないために、接戦を勝ち切るチームの采配力が必要になってきます。

チームのゲームプランが崩れてくる一番の原因は主力選手の怪我による離脱です。いくら戦力が揃っていて前評判がよいチームでも、怪我人が多く出てしまえばチーム状況はすぐに悪化します。選手層が厚ければ、控えの選手で補えます。さらに主力選手を休ませることもできるので、怪我人も出にくくなります。しかし、厚い選手層を確保できるのは資金力のある球団だけです。球団ができるだけ主力選手が怪我をしないよう気づかうことはもちろんですが、選手層を厚くするための育成能力も必要になってきます。

シーズンが始まってみなければ、どこが優勝するかはわかりません。連敗をできるだけしないで、主力選手の怪我人を出さないことが優勝の条件と言えます。

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